新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除後、徐々に人々の日常が戻りつつある中、新型コロナウイルスが私たちに、もたらした影響は健康面や経済面だけではなく、人間関係にも悪影響を及ぼしている現状があります。
不要不急の外出の自粛により、普段とは違った生活スタイルになった方々が多く、そのストレスから夫婦間でもトラブルが増え、コロナ離婚と言う言葉までも生まれました。
弊社にも新型コロナウイルス拡大後、多くの夫婦間トラブルによる相談が増加し、様々な調査を行う機会が増えているのですが、逆に、そんな世の中的にも大変な中でも、夫婦が協力し合い、助け合いながら生活をしていらっしゃる方々もいらっしゃいます。
ですが、そんな幸せなご家族が被害に遭われるケースも少なくないのです。
今回、ご紹介する事例は、そんな仲の良いご夫婦から寄せられた相談になります。
A 子さん／東京都在住／３３歳女性からのご相談
もしかしたら、誰かから嫌がらせをされているかもしれません。と言うのも、今日、自宅の窓が割られる騒動があり、最初は泥棒の仕業かとも思ったので、警察にも届けたのですが、窓は割られてはいるものの、中に入った痕跡は無いとのことで、実際、家の中からも無くなっている物もありませんでした。 警察に、他に何か気になることはないかと聞かれたので、ハッキリした証拠がないので警察には届けていなかったのですが、過去にあったことを話しました。 過去にあったというのは、
・車のミラーが後ろ側に倒されていた（自動で折り畳むのとは逆方向に）
・鍵穴にガムが付けられていた
・自転車の空気が抜かれていた
などです。パンクこそしていませんでしたが、庭に釘が落ちていたこともありました。警察は、付近の巡回をしてくれると言っていましたが、嫌がらせだとしても度が過ぎていて、今回、窓も割られたので、次は何をされるのかと怖くてたまりません。正直、近所づきあいもそれなりにしているつもりで、誰かに恨みを買った覚えもなく、犯人に検討もつきません。 今回のことで防犯カメラを付けようかとも主人と話していますが、防犯カメラでどうにかなればいいのですが、不安でたまらず、ご相談させていただきました。何かいい方法があればご教授いただければ幸いです。
この相談は、嫌がらせという範疇は超えており、過去、されていたと考えられる嫌がらせに比べて今回は窓を割られるという、もし中に人がいたら怪我は避けられない行為で、悪質性が高まっていると考えた私どもは、緊急性が高いと判断。
即日、A子さんとコンタクトを取り、今までの内容を事細かく聞いたうえで、まずは、犯行は日中に行われている事と、必ず家族みんなが留守の時に行われているという事をお聞きしたので、ご家族で留守にしていただく日程などの打ち合わせを行いました。
そして、その週の週末、実際にA子さんご家族には全員外出していただき、張り込みを開始。付近に人が立っていると、犯行が行われない可能性が高いので、隠しカメラを数台設置して遠隔でモニタリングしながら待機する手法を取りました。
１日目は、何事もなく１日が過ぎ、２日目も同様に調査を開始したところ、不審な人影をカメラ越しにとらえる事に成功。
複数台仕掛けておいたカメラにより、A子さん所有の車に傷を付けている映像も確認できたため、即、犯人の尾行を開始し、すぐ近所にあるアパートの一室に入っていくところまで追跡。外出していたA子さんに連絡を取り、映像を確認して頂いたところ、驚く事に犯人は小学校に通うお子さんのママ友でした。
その後は、事が事だけに警察も介入する事態となったのですが、事情を聞くと、自分の家庭が上手くいってないのに、いつも幸せそうに仲良く出掛けていくA子さんがとても妬ましく、犯行に及んだとの事でした。
A子さん家族は、ご主人は一流企業勤め、奥さんはヨガのインストラクターをしており、確かに一般的に見ると裕福な家庭ではありましたが、ご家 族全員がそれをひけらかすような態度は全く感じられず、とても穏やかな人たちでしたので、A子さんご夫妻自身も、“まさか自分たちが被害に遭うとは思っていなかった。”と話しておられました。
ですが、実際、被害者側に何も落ち度が無かったとしても、知らず知らずのうちに人からの恨みや妬みを買ってしまい、被害に遭われるケースは少なくないのが現実です。
少しでも、日々の生活の中で不審・不安に思うことがあった場合は、事の大小に関わらずご相談いただくことが解決への第一歩となりますので、遠慮せず一度弊社までご相談ください。
今回の調査費用：安心パック 22 時間 390,000 円／調査経費 15,000 円／
合計 405,000 円