カテゴリ:嫌がらせ対策
嫌がらせ行為の種類は多岐に渡っていて、実際に家や車に傷をつけてくるものや、怪文書などを送り付けてくるもの、SNSやインターネットを使っての誹謗中傷や脅迫など様々です。
そのため、精神的被害を受ける場合もあれば身体的な被害を受ける場合もあるでしょう。
嫌がらせのトラブルは、職場や近所、学校などどこででも起こり得るトラブルですが、そのほとんどが人間関係のもつれから生じることが多いといえるでしょう。そして、一度嫌がらせ行為を受けてしまうと、その深刻さによっては大きな精神的ダメージを受けてしまい、立ち直れないまま辛い毎日を過ごさなければならなくなる人もいます。
そして、嫌がらせ行為を放置してしまうと、犯人を触発してしまい、嫌がらせ行為がさらにエスカレートして、状況が悪化してしまうケースも非常に多いため、嫌がらせトラブルが起こったらできるだけ早く解決策を講じ、犯人特定を急ぐ必要があります。
今回は、嫌がらせの犯人を特定する必要性や目的、こういう場合に相談すべきという依頼事例、そして嫌がらせの犯人特定調査を探偵に依頼すべき理由とメリットについてお伝えしていきます。嫌がらせ被害にお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
嫌がらせを受けた時、事を大きくしたくないからという理由で、そのまま放っておこうと考えてしまう方もいらっしゃいますが、必ず犯人を特定することをお勧めします。
嫌がらせ被害を根本的に解決するためには犯人は誰であるのかをしっかりと特定し、名前や住所、勤務先を含めた身元を明らかにしなければいけません。
犯人が誰か分からない、犯人の名前や住所などが分からないといった状況では、話し合って嫌がらせを辞めさせる交渉をすることもできませんし、まして裁判で損害賠償請求や慰謝料請求などを行うこともできません。
犯人がわからない状態では、どれだけ行政や警察、弁護士などに訴えかけても対処のしようがないのです。つまり嫌がらせの犯人を特定できない限り、本質的な解決にはならないということです。
また、嫌がらせを受けている被害者の中には、「絶対にこの人が犯人だ」「この人が怪しい」と犯人に心当たりがあるケースもあるかと思いますが、犯人であるという証拠がなければ言い逃れされる可能性が高いですし、必ずしもその人物が嫌がらせの実行犯とも限りません。
嫌がらせをしている犯人の正体を明らかにし、客観的な証拠を揃えることで犯人と交渉や示談で解決を図ったり、行政や警察、弁護士司法といった第三者を介入させて法律に基づいて解決したり、などの行動が取れるようになります。
嫌がらせ被害の多くは、精神的に大きなダメージを受けてしまい、日常生活に支障をきたすケースも少なくありませんので、被害がこれ以上大きくなってしまう前に、出来る限り早めに専門家に相談し、早期解決に向けて動き出すことが必要不可欠です。
嫌がらせの早期解決に向けてできるだけ早く相談するべきとはわかっているけれど、「こんなことで相談してもいいのかな」「大げさだって思われないかな」「やっぱりしばらく我慢して様子見しようかな」と思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
この章では、「こんなときにはすぐに探偵に相談したほうがいい」ということがわかりやすいよう、探偵によく寄せられている依頼事例をケース別にご紹介していきます。同じような状況にご自身も置かれているようであればすぐに相談するよう指標として見てください。
ご近所トラブルがもつれて嫌がらせ行為に発展するケースは非常に多いです。以下のようなことにお困りであればすぐに犯人特定と証拠集めの対応をしましょう。
✓車や自転車をしょっちゅう傷つけられて困っている
✓庭の植栽を枯らされた
✓家の前にゴミを捨てられて困っている
✓庭で飼っているペットにいたずらをされて許せない
✓深夜に大音量を流す人物が誰か特定したい
✓近所中に根も葉もない噂話や悪評を言いふらしているのが誰か知りたい
✓わざと不快な匂いを放っているのが誰か特定したい。
毎日通っている職場で嫌がらせを受けたら精神的にかなり辛いですよね。お金を稼ぐためには会社を辞めるわけにはいかないけれど、会社に行くと嫌がらせをされて参ってしまっている・・・という方はすぐに調査を開始しましょう。
✓職場でいつも無視されているがいじめを指示している人物を特定したい
✓社内メールに誹謗中傷が送られてくるが誰が送っているかわからない
✓職場の嫌がらせに関わっている人を全員特定したい
✓嫌がらせを訴えるために嫌がらせの証拠が欲しい
近年はスマートフォンの普及やSNSの広まりによって、ネットでの嫌がらせが急増しています。ネットやSNSでの嫌がらせの特徴として、相手の顔が一切わからず、1人による嫌がらせなのか複数人による嫌がらせなのかすら、わからないという特徴があります。
ネットでの嫌がらせで個人情報が流されたりしてしまうと一瞬で広まってしまい取り返しのつかない状態になってしまうリスクもあるため、他の嫌がらせ以上にできるだけ早く対処していくことが重要です。
✓SNSで毎日のように誹謗中傷を受けて参ってしまっている
✓個人情報をネットに流出させた人物の身元が知りたい
✓SNSでストーキングしてくる人物が誰か把握したい
✓なりすましの犯人が誰か調べてほしい
✓ネット上で知り合った人にお金を貸したが返してもらえず連絡も取れなくなった
✓ハッキングしてきた犯人を特定したい。
嫌がらせを受けるのは大人だけでなく、子供たちも嫌がらせ被害に遭ってしまっている可能性があります。子供だけでは嫌がらせに対処することは当然できず、大切なお子さんを守れるのは親御さんしかいません。
子供の頃の嫌がらせやいじめをきちんと対処しておかないと、後々精神的なトラウマとして残り、長期に渡って苦しむことになってしまいます。子供が嫌がらせを受けているかもしれないと心配な方もぜひ加害者の特定調査を行ってください。
✓子供が集団無視の被害に遭っているので加害者全員の児童の身元を調べたい
✓暴力を振るう生徒の親についての所在調査をしたい
✓学校の裏アカウントで誹謗中傷をされているので書き込んでいる生徒を特定したい
✓学校に訴えたが加害者の証拠がないので取り合ってくれなかった
✓教育委員会に対処してもらうためにいじめの加害生徒とその親の調査をしたい
✓嫌がらせを黙認している教師の調査と黙認の事実証明を依頼したい
嫌がらせを受けた時は犯人特定をしっかりと行い、犯人との交渉や法的措置を検討することが大切だということはお伝えしました。犯人を特定し、犯人であるという証明をするためには犯人特定調査という調査をする必要がありますが、これはプロの探偵に依頼するのがベストです。
ご自身で調査することがまったく不可能というわけではありませんが、素人の調査では嫌がらせの解決につながる証拠を集めることは至難の業です。ここでは探偵に調査を依頼するメリットについてお伝えしていきます。
探偵は調査のプロですので、素人が見よう見まねで調査を行うよりもより確実に証拠をそろえてくれます。
また、証拠収集における探偵自身の経験や技術はもちろんですが、撮影機材なども一般の方が購入しているものとは比べものになりません。嫌がらせ行為は夜中など暗闇の中で起こることが多いので、暗闇でも鮮明に顔が判別できるような写真を撮ることができる特殊な機材が必要です。
また、嫌がらせ行為の瞬間をとらえるためには、調査員が張り込み、暗視カメラを犯人に気づかれないように仕込むなど、状況に応じて適切な手法を取る必要があり、プロでなければなかなか困難でしょう。
さらに、嫌がらせ行為の最中に異変に気が付いた犯人が逃げてしまう可能性もありますが、万が一逃げてしまった場合でも犯人を追跡し、身元を調べ上げることも探偵ならではのスキルです。
このように、言い逃れできないような確固たる証拠を探偵が掴んでくれますので、効果的に解決に向けて進んでいくことができるのです。
現場で長時間にわたって張り込みをするのは想像以上に体力と精神力を奪われます。また、自宅や自分の大切にしている車などに嫌がらせをされるような場合、現場で見ているだけでも精神的に大きな負担がかかるでしょう。
嫌がらせ行為は人に見られないように深夜に行われることが多いですが、証拠を掴むために毎日毎晩深夜まで張り込みを行っていては通常通りの生活が送れなくなってしまいます。
寝不足になることは目に見えていますし、自分の貴重な時間と労力を使っているのになかなか証拠が取れなくてさらに疲労してしまう可能性もあります。犯人特定調査のために仕事や家庭での生活がうまくいかなくなってしまっては元も子もありません。
探偵に調査を依頼すれば、このように精神的にも体力的にも負担が最小限に抑えられますし、短い時間で効率よく証拠を取ることができます。
嫌がらせの犯人を特定し、その証拠を掴むためには犯人に近づく必要が出てくることもあります。
しかし、相手はあなたに相当な悪意を持っていてあなたを傷つけようとしてくる恐れがありますので、非常に危険です。ケガをさせられたり、襲い掛かってきたりする可能性もあります。
また、犯人に調査していることがバレてしまい、そのまま逃げられると、今後さらにエスカレートした嫌がらせを実行してくるかもしれません。
身の安全を確保しながら調査するためにも調査のプロである探偵に任せてしまうのが安心でしょう。
怪文書が送られてくるなどの嫌がらせの場合、犯人特定のためには指紋鑑定や筆跡鑑定が有効とされています。しかし、素人ではそのような鑑定をすることはほぼ不可能でしょう。
探偵であれば、指紋鑑定や筆跡鑑定など特殊な専門調査も行ってくれますので、あらゆる嫌がらせ調査に対応できます。
また、嫌がらせをターゲットが留守の間に行うために犯人が家に盗聴器を仕掛けているケースは少なくありません。盗聴器発見には特殊な機材を使わなければなりませんが、探偵であればそのような特殊な調査も可能です。
盗聴器が仕掛けられているとこちらの情報が筒抜けになってしまいますが、逆に盗聴器を発見することができれば、盗聴器を利用してわざと嘘の情報を流し、罠にかかった犯人をおびき出して証拠を掴むことも可能になります。探偵はそのような調査方法も身に付けていますので効率的に犯人を特定することができるでしょう。
参考記事:嫌がらせの手紙の犯人は誰?プロによる筆跡鑑定で犯人を絞る方法
参考記事:嫌がらせの手紙の犯人特定には指紋鑑定が有効|指紋鑑定の疑問解消!
参考記事:長野市の探偵が解説|盗聴器が仕掛けられやすい場所や状況と調べ方
嫌がらせの犯人特定やその証拠集めは探偵に依頼するのが一番効率的ですし、より確実に証拠を集められますが、犯人特定をよりスムーズにするために、被害者の方にもできることがあります。
ご自身でもやれることをやったうえで探偵に依頼すれば、さらに効率的に証拠を掴むことができ、結果的に調査費用を抑えることにもつながります。
嫌がらせについての記録を取っておいてください。嫌がらせの起きた場所と日時や、どのような嫌がらせを受けたのかの詳細な状況のメモ、嫌がらせ被害の状況写真、目撃した様子や物音の記録などを取っておきましょう。
また、もし犯人に心当たりがあれば、その人物について名前や住所、勤務先などわかる範囲でまとめておくと良いですね。
このような記録は多ければ多いほど、詳しければ詳しいほど調査の役に立ちますのでぜひ実践してみてください。
証拠品の保管もとても重要で、これは被害者の方にしかできないことです。壊されたものや傷つけられたものがあれば写真を撮り、怪文書や張り紙、音声など犯人の残したものがあればそのまま保管しておきましょう。
証拠品はできる限り現物をそのままの状態で保管しておくが望ましいですが、どうしても保管できない場合は必ず被害を受けた時の状態のまま写真や映像に収めておいてください。
プロの探偵が使っているカメラほどの機能はついていなかったとしても、最近の防犯カメラは性能もかなりアップしているので、自分で防犯カメラを設置するというのも有効な方法です。
犯人が知り合いであった場合は通常の防犯カメラでもあなた自身が認識できるはずですので、その情報をもとに探偵に調査を依頼するとかなりスピーディーに証拠を掴めるでしょう。また、防犯カメラを設置したというだけでも犯人をけん制することができ、これ以上の嫌がらせを防止できる効果も期待できます。
ただし、性能がいい防犯カメラは高額ですし、設置するときの角度の調整や設置自体が難しいこともありますので、わざわざ購入するのはもったいないと感じる場合は、最初から探偵にお願いしてしまったほうがいいかもしれません。
嫌がらせの犯人特定調査は、探偵が得意としている分野の一つです。嫌がらせ被害は警察がなかなか動いてくれないという現状もありますし、ご自身での調査はかなり危険を伴いますので探偵に依頼するのがベストな選択と言えるでしょう。
探偵に依頼すれば、犯人を特定するだけでなく、その後の交渉や法的措置についてのアドバイスももらえます。
決してお一人で悩まず、また泣き寝入りすることのないよう、早期解決を目指して一緒に対処していきましょう。