新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言の下、国民は不自由で耐えがたい自粛生活を強いられています。
人命を守るために多くの人が不安とストレスに耐えている中、一部では歪んだ正義感を振りかざして「自粛警察」を名乗り、
営業している店舗に嫌がらせの張り紙をしたり、ネットに悪質な投稿をするという人権侵害が頻発しています。
つい先ごろ、20代の女性が味覚異常などコロナが疑われる症状があったにも関わらず勤務を続け、こともあろうにバスで山梨へ帰省して陽性が判明、それでも再びバスで東京に戻ったことで世間の批難を浴びて大問題になりました。
メディアも一斉にこの女性を糾弾するかのように報道し、ネットの掲示板には誹謗中傷やプライベート情報が連日書き込まれるという異常事態になっています。
確かにこの女性は軽率というだけでは済まされない不適切な行動をしました。
でも、人格を踏みにじるような言葉で攻撃し、プライベート情報までネットに晒す必要があるのでしょうか?
これとは別に、自粛要請の中、登山をして遭難しかかった青年や川遊びでおぼれた人も手厳しくネットで叩かれています。
書き込んだ人たちの怒りはもっともですが、たとえ凶悪犯罪者であっても人権はありますし、ましてや犯罪者とはいえない人に対して、ここまで攻撃するのはまさに異常事態の現れに他なりません。
ネットの書き込みによる誹謗中傷だけではなく、休業しない飲食店などに対する悪意のある張り紙も増えています。中には投石により窓ガラスを割れた店さえあったそうです。
また、他県ナンバーの車は投石されたり傷つけられたりという被害も発生していますし、あおり運転を仕掛けられたという報道もありました。
この一連の嫌がらせは、コロナが原因で世の中が不安と不満と恐怖で覆いつくされ、その結果普段ならば良識ある人までも心を病んでしまった結果としか思えません。
ネットに書き込みする人々はコロナであろうとなかろうと、日頃から他人の不正や落ち度を容赦なく攻撃するものですが、コロナが人格を変えてしまったのではないかと思える人も結構います。
これまでは良識あるごく普通の人だったのが、自分や家族、そして地域社会を守りたいがための防衛本能から豹変し、他県人に攻撃的になり、自粛が甘いと判断した人や店に厳しくなるというケースも見聞きしました。
しかも根が素直で真面目なだけに、人命を守るための正義だと思い込んでしまったら暴走が止まらなくなってしまいます。
また、本来は目に見えないコロナウイルスや、対策が不適切な政府に向けるべき怒りと不満を、自分より弱い立場の人にぶつけてコロナストレスを発散している人も少なくないように感じます。
このままでは、やがて社会全体にヒビが入って暮らしにくい嫌な世の中になるのではないかと心配で仕方ありません。
コロナウイルスは人の体だけではなく心まで蝕み、人間社会そのものを崩壊させかねない危険で恐ろしい存在だということを肝に銘じ、心の感染予防も徹底する必要があります。
たとえ行為者が家族愛、郷土愛からの自己防衛本能に突き動かされた行為であっても、コロナ収束と人命尊重を願ってネットに書き込んだとしても、みだりに他人を威嚇したり人権を無視してよいという理由にはなりません。
被害者にしてみれば、迷惑以上の恐怖と不安で計り知れない精神的ダメージを負わされる結果になりますから、これには毅然として厳しく対応すべきです。
嫌がらせの多くは単なるいたずらでは済まされない刑事事件であり民事事件になる可能性があります。
張り紙やネットでの誹謗中傷は名誉棄損罪、侮辱罪などの刑法罰が科せられる場合がありますし、投石は暴行罪、傷害罪、器物損壊罪などに問われます。さらに民法上の損害賠償(慰謝料請求)責任も生じます。
一口に嫌がらせと言っても様々な法律に抵触する可能性がありますから、警察に届けたり弁護士に依頼して解決することになりますが、そのためには行為者を特定し客観的証拠を用意しなければなりません。これが非常にやっかいで、一般の人が自力でクリアすることはまず無理です。
そのため、聞き込みや調査・尾行のプロである探偵社に相談することが解決の早道になります。
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