カテゴリ:ご近所トラブル
「特に原因は思い当たらないけれど、近所の人から嫌がらせをされて困っている・・・」
「近所トラブルがきっかけで嫌がらせを受けるようになってしまった」
このように近所の人からの嫌がらせに悩まされている方は案外多くいらっしゃいます。
嫌がらせを辞めさせたいけれど、ご近所ということであまり事を荒立てたくなかったり、正しい対処法がわからなかったり、仕返しされるのが怖かったりと、泣き寝入りしている人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、よくある近所からの嫌がらせとその対策、嫌がらせを辞めさせる効果的な方法、そして嫌がらせ対策において最も大切な証拠収集について詳しく解説していきます。
この章では、近所トラブルや近所の人からの嫌がらせとしてよくあるものを事例としてご紹介し、それぞれの対策方法について見ていきます。
ご自身の状況と似たものがあればぜひ対策の参考にしてみてください。
こちらは挨拶をしているのに無視されてばかりだといい気分にはならないですよね。嫌がらせの程度としてはそこまでひどくありませんが、顔を合わせるたびに不快になるのは避けたいところです。
対策としては、「気にしない」というのが一番でしょう。挨拶を無視することを注意すればさらに問題が悪化する可能性が高いですし、もっと陰湿な嫌がらせを始める場合もありますので、下手に何もしないほうが無難です。
ただし、今は無視される程度の嫌がらせで済んでいますが、他の嫌がらせ行為を始めるようであれば第三者や嫌がらせ行為の内容によっては専門家に相談したほうがいいでしょう。
近所の人と何かしらのトラブルになった際に他の住人たちに誹謗中傷を言いふらされる場合もあります。
また、一方的に恨みを買っていたり、妬まれたりしている場合も、身に覚えのない誹謗中傷を言われるという嫌がらせをされることがあります。
誹謗中傷を周りに言われることで生活上や仕事上で不都合が起きてしまうような場合は、誹謗中傷を受けているという証拠を取ることが大切です。こちらが常識的な行動を心がけていれば誹謗中傷が収まることもありますが、もしも誹謗中傷が続き、生活や仕事などに支障が出てくるような場合は弁護士に相談してみてもいいかもしれません。
こちらの様子を伺い家を出る時間を合わせて相手も家を出てきたり、帰ってくるまで家の前で待ち伏せされたりというつきまとい行為をされる嫌がらせもあります。
1,2回家を出るタイミングが一緒だったくらいであれば、偶然かな?とも思えますが、毎回家を出るタイミングを合わせられたり、帰るときに鉢合わせたりすると気味が悪いでしょう。
ストーカー行為は、立派な犯罪ですので、絶対に放置しないようにしてください。ストーカー行為をしてくる人はあなたに一方的に好意を抱いていることが多く、下手に拒絶するとパニックになって暴力を振るったり殺そうとしてきたりする可能性もありますので、取り返しのつかない重大な事件に発展してしまう前に、すぐに警察に相談するようにしましょう。
ただ、ストーカー行為の証拠がない場合は警察が動いてくれないこともありますので、その場合は嫌がらせ調査を専門とする探偵に相談してみるといいですね。
近隣住民とのちょっとしたトラブルがきっかけで敷地内にペットボトルや空き缶、生ごみなどのゴミを投げ入れられる嫌がらせを受けるケースもあります。
この手の嫌がらせは、ゴミを投げ入れる瞬間を捉えなければ、たとえ注意をしたとしても「俺がやった証拠はあるのか!?」と開き直られてしまい逆ギレされるリスクもあります。
敷地内にゴミを投げ入れるのは立派な犯罪行為にあたりますので、注意して逆ギレされて改善されないようであれば警察に相談するのが一番の解決策を言えるでしょう。警察にすぐに対応してもらうためには証拠があるほうがいいので、犯人を特定するために、防犯カメラを設置したり、実際に投げ入れているところを撮影して動画の証拠を取ったりするとより効果的です。
証拠収集が自力では難しい場合は嫌がらせ調査を担当している探偵に相談することをお勧めします。
車のボンネットにゴミを置かれたり、ワイパーに怪文書が挟まれたり、酷い場合はタイヤをパンクさせられたり車体に傷をつけられたりという陰湿な嫌がらせを受ける事例もあります。
近所の人が犯人ではない場合もありますが、頻繁に嫌がらせを受ける場合は近所の人が犯人である可能性も高いでしょう。
車に傷を付けたり汚したりする行為は、器物破損にあたるので警察に相談したほうがいいのですが、実際は車への嫌がらせ行為は警察の中での優先順位が低いので、なかなか積極的に対応してくれることは難しいです。そのため、弁護士に相談したり、専門の調査会社に証拠を取ってもらったりして犯人を特定してから法的措置を取ることを考えるほうがいいでしょう。
戸建て住宅だと庭に果物の木を植えている家庭もあるでしょう。嫌がらせ行為をする近所の人の中には、庭に勝手に入ってきてこのような庭の果実を無断で取っていってしまう人がいます。
大切に育てている果実を勝手に盗られてしまうのは腹立たしいでしょうし嫌ですよね。
他人の庭の果実や野菜を勝手に取っていってしまうのは、窃盗罪にあたりますし、庭に勝手に侵入しているので不法侵入にも当たります。
警察に相談して対応してもらうのが一番ですが、この場合も犯人であると特定できる証拠が必要ですので、事前に証拠収集をしておくのがベストです。
ご近所の人とは毎日のように顔を合わせなければならないため、できるだけ早く穏便に嫌がらせ行為を解決したいと思いますよね。
ご近所トラブルが発生したり、近所の人から嫌がらせ行為をされたりした際にまず考えるべきは自分にトラブルの原因がないかどうか?ということです。生活スタイルや生活音への意識は人によってバラバラなので、知らず知らずのうちに近所の人の迷惑になっていることや不快にさせるようなことをしていた可能性は十分にあります。
自分に原因がある場合はすぐに改善し、もし原因が自分にないと思われる場合や改善しても嫌がらせ行為が止まない場合は以下のような方法で嫌がらせを辞めさせるように行動してみてください。
嫌がらせ行為を受けている場合、一人だけで問題を解決するのはやっぱり怖いですよね。そんなときは第三者に相談し、第三者を交えてトラブルの相手と話し合うのがいいでしょう。
マンションやアパートにお住まいの方は、まずは管理会社や大家さんに相談してみてください。
騒音トラブルや異臭トラブルなどの問題であれば、建物全体のトラブルとして積極的に間に入って仲裁してくれることが期待できます。
一戸建てに住んでいる場合は、自治会に相談してみるのもお勧めです。自治会長に直接相談したり、民生委員に相談したりすれば解決方法を一緒に考えてくれるでしょう。ただし、実際に行動に移して対策を取ってくれない場合もありますので、あくまで「相談する」という意識で話をしてみましょう。
管理会社や自治会に相談しても解決しない場合は、市役所の生活課など近所トラブルに対応してくれる窓口に相談する方法もあります。
嫌がらせ行為をする相手に直接注意喚起してくれる場合もありますし、警察と連携をとって本格的な対応をしてくれる可能性もあります。
第三者を交えての話し合いで解決できそうになければ、次に頼るべきは警察です。
警察は民事事件に介入することはできないとされていますので、事件性がない限りは近所トラブルや近所からの嫌がらせ行為に対してすぐに動いてくれる可能性は低いのですが、嫌がらせ行為の内容によってはきちんと動いてくれます。
特に、暴言、暴力、器物破損、住居侵入、などの行為がある場合は地域の治安にも関わる内容なので、しっかりと対応してくれるでしょう。ただし、被害があるという証拠や犯人を特定できる証拠がなければスムーズに動いてくれることが難しいので、前もって証拠は集めておくのがお勧めです。
警察に相談する際は、直接警察署を訪問することもできますが、いきなり警察に相談するのが気が引けてしまうような方は、まず警察相談専用電話「#9110」へ気軽に相談してみましょう。
「#9110」をダイヤルすると、地域の警察本部などの相談窓口に繋がり、問題解決に向けて的確なアドバイスをもらうことができます。相談内容を聞いて事件性があると判断されれば専門の部署につないでくれますので、まずは判断を仰ぐという意味で相談してみるといいですね。
嫌がらせ行為の内容によっては、警察に逮捕してもらったり弁護士に依頼して損害賠償請求をしたりという対応を考えていくことになりますが、いずれの場合も嫌がらせを受けているという証拠、犯人を特定できる証拠が必要になります。
嫌がらせ被害の厄介な点は、明らかにあの人が犯人だと思っていても、証拠がない状態で近隣住民を問い詰めた場合「証拠なんてないだろう。そんなことはしていない」と逃げられてしまうということです。
今後一切の嫌がらせ行為をやめさせたければ、犯人が言い逃れのできない嫌がらせの客観的な証拠を集めておく必要があります。
証拠の集め方としては、防犯カメラなどを設置して嫌がらせの瞬間をとらえるなどの方法がありますが、防犯カメラの位置を知られてしまったらカメラに映らないところでの嫌がらせに変えられてしまいますし、嫌がらせ行為が起こりやすい夜間は防犯カメラの映像が不鮮明になるので証拠として使えないことも多いです。
犯人と思われる人物を一日中見張っていれば証拠も取れるかもしれませんが、現実的に考えて仕事や家事などの普段の生活を送りながら、近所の人たちの生活に絶えず目を光らせるのはかなり難しいですよね。
そんな時にぜひ活用したいのが探偵の嫌がらせ調査です。探偵は、嫌がらせ調査のプロですので「誰が」「いつ」「どこで」「何をしているか」ということを徹底的に調べてくれ、嫌がらせ行為の証拠や犯人を特定する証拠をしっかりと集めてくれます。
怪しい人物を尾行したり、自宅や庭を24時間体制で監視したりしてくれるため、短期間で確実な証拠を取ってもらえる確率が高いです。
嫌がらせ行為を辞めさせたい、嫌がらせ被害に対して法的措置を考えている、という場合はまず無料相談で探偵に状況を話してみるといいでしょう。
近所の人が嫌がらせをしてきているとわかったら、多くの方が心穏やかにはいられないでしょう。中にはパニック状態になってしまい、危険な行為に出てしまう方もいらっしゃいます。
ここでは、嫌がらせ被害を受けたとしても絶対にやってはいけないことをご紹介しますので、落ち着いて確認してみてくださいね。
嫌がらせ行為が陰湿であればあるほど、腹立たしくなって仕返しを考えたくなる気持ちはわかりますが、仕返しをするのは絶対に辞めましょう。
嫌がらせする近隣住民に対して仕返しをしてしまったら、あなたが被害者だったはずなのに逆に訴えられて不利になってしまう可能性が高くなりますし、相手によっては逆上してさらなる嫌がらせ行為をしてくる場合もあります。
最悪の場合、取り返しのつかない殺人事件などに発展してしまう可能性もあるのです。近所トラブルがエスカレートして殺人事件になってしまった事例は少なくありません。
仕返しをしたい気持ちはいったん押さえてできるだけ冷静に対応していくようにしましょう。仕返しは法律を味方につけて合法的に行っていくのが得策です。
嫌がらせ行為をやめてほしい一心で相手を問い詰めたり交渉したりしようとする方も多いのですが、ほとんどの場合、証拠がなければ言い逃れされてしまいます。
証拠がないので警察や弁護士も相手と交渉したり強く注意喚起したりすることもできないうえに、相手の反感を買ってしまいさらなる嫌がらせ行為をされるリスクもあります。
相手と交渉して嫌がらせ行為を辞めさせる場合は、しっかりと証拠を掴んでからにするのがベストです。
これ以上厄介なトラブルに巻き込まれたくないからと、嫌がらせ行為を放置して泣き寝入りする方も大勢いらっしゃるのですが、泣き寝入りするのもよくありません。
仕返しするのも犯人を刺激して嫌がらせ行為をエスカレートさせてしまう恐れが大きいですが、泣き寝入りして一切の対策を行わないと嫌がらせ行為の内容が悪質化する傾向があります。
また、嫌がらせ行為によって受けた被害をすべて被害者であるあなたが背負わなければならないのは精神的にも辛いでしょう。
しっかりと専門家に相談しながら合法的に解決していくようにしてください。
ご近所との折り合いが悪かったり、運悪くモンスター隣人の近くに引っ越しをしてしまったりした場合、近所トラブルに巻き込まれて嫌がらせを受けてしまう場合もあります。
このような近所の住人からの嫌がらせへ適切に対処するには、嫌がらせの証拠を集めることが何よりも大切です。証拠がなければ警察は動いてくれませんし、裁判所に申し立てを行う際にも、嫌がらせの証拠は不可欠です。
弁護士に相談する場合も犯人であると特定できる証拠がなければ交渉を有利に進めることも内容証明郵便によって注意することもできません。
ただし、嫌がらせ行為の証拠集めは危険を伴う場合もありますので、ご自身で行わないほうが賢明です。嫌がらせの証拠収集は、調査のプロである探偵に依頼することをお勧めします。なお、当事務所の場合は嫌がらせ行為の証拠を確実に集めていくことはもちろんですが、証拠が集まった後の犯人との交渉にも力を入れております。近所の住人からの嫌がらせ被害にうんざりしている方、すぐにでも嫌がらせ行為を辞めさせたい方はぜひ当事務所の無料相談をご利用ください。
関連記事:漫画でわかる!交渉のプロによるお悩みスカッと解決!