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嫌がらせ対策コラム
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近所トラブルで最も多いのは断然、騒音トラブル!コロナでトラブル急増

カテゴリ:ご近所トラブル

誰であってもご近所さんと揉めたくはないですし、円満に日常生活を送っていきたいと思いますよね。

 

特にコロナの影響で自宅で過ごす時間が増えているので、家庭での過ごし方は今まで以上に重要になってきていると思います。

 

しかし、実際には自宅で過ごす時間が増えたことが要因で近隣住民の生活音や騒音にイライラしてしまう人が増えていて、近所の人とトラブルになるケースが多数報告されています。また、近所との騒音トラブルがきっかけで嫌がらせを受ける被害に発展することも少なくありません。

 

今回の記事では、どのようなことが原因で騒音トラブルになってしまうのかの事例や、騒音による近所トラブルを未然に防ぐ方法、そして近所との騒音トラブルを解決する方法についてご紹介していきます。

 

引っ越してきたばかりでまだ近所の人たちとの接し方がわからない方や、近隣住民の生活音が気になってしまっている方、自分が騒音を出していないか心配になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

コロナ禍で近隣住民とのトラブルが増加傾向

近所トラブルは最近始まったことではありませんし、どこの地域であっても起こりうるトラブルです。

 

ただ、ここ数年コロナの影響もあって騒音トラブルの相談件数が一気に増加傾向にあります。

 

警視庁によると、東京都で2020年に約157万1000件の110番通報が寄せられており、その中でも騒音被害が最も多く19万件の通報件数にのぼっているということです。

 

2019年の通報件数が約14万7000件だったことと考えると4万件以上も増えていることになります。

 

通報内容としては「テレワーク中に隣の家の騒音がうるさい」「深夜まで路上飲みをして騒いでいるから取り締まってほしい」という内容が増えているということです。

 

外出自粛やテレワークの導入などによって、日中にも家で過ごす時間が増えたことによって、今まではたいして気にならなかったようなことでも気になるようになってトラブルに発展することもありますし、コロナで仕事がうまくいかずにストレスが溜まっているところに隣人の生活音が気になって嫌がらせをするようになることもあります。

 

ご近所とのトラブルで最も多いのは騒音トラブル!

近所トラブルにはいろいろな原因がありますが、中でも最も多いと言われているのが騒音トラブルです。

 

特にマンションやアパートなどは、戸建て住宅と比べると床や壁が薄くなっているケースが多く、自分では大した音は出ていないと思っていても生活音が周りに伝わりやすくなりトラブルに発展しやすいです。

 

ここでは騒音トラブルについて、いくつか具体例を出していきますので、自分が騒音の加害者になっていないかも含めて確認してみましょう。

 

上の階からの足音

マンションやアパートでの騒音トラブルとして意外に多いのが上の階からの足音です。床が薄い作りになっていると普通に歩いているだけでも下の階に響く場合もあります。

 

また、大人が普通に生活しているくらいであれば我慢できる場合も、子どもが走り回っている音は耳障りでストレスに感じる人が多いでしょう。

 

上の階の人と生活スタイルが違う場合もトラブルになりやすいです。たとえば、あなたが通常の日勤の生活スタイルで、上の階の人が夜勤や深夜に帰宅するような仕事をしているとします。そうすると、あなたが寝ている時間帯に帰宅し、食事の準備をし、風呂やトイレを使うことになります。

 

昼間であれば気にならないような生活音も寝ている時間帯となると話は別で「生活音」が「騒音」になってしまうのです。

 

人の話し声

マンションやアパートでは壁が薄い作りになっている場合も多いため、人の話し声も騒音トラブルになることがあります。

 

部屋の中であっても電話をしているとついつい声が大きくなってしまうこともありますし、赤ちゃんの夜泣きの声は周りの人にとってみれば騒音以外の何物でもありません。

 

また、マンションの廊下や共用部分で話をしている声は想像以上に部屋の中に響き渡ります。隣人同士が2、3人集まると、ついつい話し込んでしまって井戸端会議をしてしまう気持ちも分かりますが、その行為が他の隣人に迷惑をかけている可能性が高いということを認識しマナーを守っていくことが重要です。

 

楽器の演奏の音

ピアノやギターなどの楽器の演奏の音が騒音トラブルになることは以前からも多数報告されています。

 

マンションやアパートでは大きな音を出すことをそもそも禁止されていて演奏はNGのところもありますし、楽器の演奏がOKで防音対策も取られていることを売りにしているマンションもありますが、それでも防音が100%完璧ということはありません。

 

楽器を演奏する際は10時~19時など他の近隣住民に迷惑がかからない時間帯を選ぶことや大音量を出さないような工夫が最低限必要でしょう。

 

特に最近は自宅でテレワークをしている人も増えているため、あなたの演奏が騒音になって周りに迷惑をかけることがないように気を遣って生活していくことが大切です。

 

異常に大きいテレビやラジオの音

テレビやラジオの音が騒音の原因になることも多々あります。テレビは見ている人からすると多少音量が大きくても気にならないものですが、隣の部屋など内容はわからないけれど音が聞こえてきてしまうととても不快に感じてしまいます。

 

特に、夜の22時を過ぎてからのテレビの音量には気をつけなければいけません。

 

また、こちらも昼間であってもテレワークをしている隣人と騒音トラブルにならないために、そもそもの音量設定を見直すことをお勧めします。

 

騒音による近所トラブルを未然に防ぐために大切なこと

ご近所さんとはできれば良好な関係でいたいですし、トラブル自体起きてほしくないと考える方がほとんどでしょう。ご近所トラブルはマンション、アパート、一軒家すべてにおいて起こりうるトラブルですし、地域関係なく至るところで発生していますが、実は原因となっていることには共通点が多くあります。

 

そのため、前もってそのような原因を取り除いておけば、近所トラブルを未然に防ぐことが可能と言えます。

 

具体的な対策としては、以下のことに気を付けるだけで騒音トラブルを未然に防ぐことが期待できます。

 

【騒音トラブルを未然に防ぐ対策】

・夜間や早朝はできるだけ掃除機や洗濯機を使うのは控える

・夜間や早朝にテレビやラジオを利用する場合は音量に気を付ける

・共有スペースでの長時間にわたる会話は控える

・小さな子供がいる場合はあらかじめ下階の人に伝えておく

・引っ越し先として選ぶ場所は防音対策がしっかりしているところを選ぶ

 

 

騒音トラブルに発展しやすいものとして、夜間や早朝の音、そして子供の足音や泣き声が挙げられますので特に注意していくといいでしょう。

 

この他にも騒音トラブル以外の近所トラブルを未然に防ぐために、

・ゴミの分別やゴミ出しの曜日や時間などのルールを守る

・共用部分に私物(自転車や傘、ベビーカーなど)を置かない

・マンションの駐車場は契約しているスペース以外には絶対に停めない

などを徹底していくことが重要です。

 

また、騒音トラブルに限ったことではありませんが、日ごろからご近所の人たちとしっかりとコミュニケーションを取っておくことも大切です。お互いにコミュニケーションが取れていれば、勘違いによるトラブルは防げますし、お互い多少の注意ならしやすくなりますので、大きなトラブルに発展することを回避することも可能になります。

 

騒音トラブルをより確実に解決するためにできることは?

ご近所との騒音トラブルを解決するうえで、マンションの管理会社や、警察、弁護士などに相談することもあるかと思いますが、その際によりスムーズにかつより確実に解決するために、被害を受けたら行っておくべきことがあります。

 

被害の内容を記録しておく

警察や弁護士に相談する場合は、損害賠償請求や刑事告訴などを視野に入れているケースも多いと思いますが、その際は加害者を特定できていることや被害の証拠が明確にそろっていることが必要になります。

 

そのため、自分が何に困っているのか、どのような被害を受けているのか、それによってどのような損害が出ているのかについて被害の内容をメモに記録しておきましょう。

 

騒音トラブルの場合であれば、「何月何日の何時ごろにこんな音がした」などと具体的に記録しておいてください。被害の状況を録音や録画しておけば、客観的な証拠にもなります。騒音レベルに関しては測定する機器もありますので、自治体に相談して機器を借りてこられるとベストですね。

 

他にも困っている人がいないか探してみる

被害の状況をより詳しく伝えるために、自分と同じように騒音に困っている人がいないかを近所に聞いてみるのも効果的です。騒音に関しては人によって感じ方も変わってしまうので、自分だけが気にしすぎているのか確認することもできますし、警察や管理会社などに訴えるときも複数人だと先方の対応の仕方も変わってきます。

 

加害者と交渉する際も、複数の人が迷惑していることが伝われば伝え方も違ってくるでしょう。

 

騒音を出している相手がわからなければ調査を依頼する

騒音トラブルは多くの場合、上の階の人や隣の部屋の人など加害者がはっきりとわかっているかと思いますが、中には騒音を出している加害者の身元がはっきりとわからないケースもあります。

 

夜中にマンションや自宅近くの道路で毎晩路上飲みをして騒いだり、わざと音を立てに近所以外から嫌がらせをしにきたりする場合もあります。

 

このように騒音を出している相手がわからない場合は、探偵など調査のプロに依頼して加害者をしっかりと特定し証拠を取っておくことが騒音トラブル解決には必要になります。

 

自分が騒音を出している場合も!?自分の音は大丈夫?

騒音トラブルや近所トラブルというと、どうしても自分が被害に遭っている場合を考えてしまいますが、もしかするとあなたが騒音を出している加害者になっているという可能性も十分にありえます。

 

騒音トラブルの厄介な点は、騒音を出している側は、あまり自分がうるさくしているという意識がないということです。そのため、自分では気づかないままに、近隣の人が騒音だと捉えるレベルまで音を出してしまっていることも多いのです。

 

「騒音」ととらえられてしまうレベルの音を普段から出してしまっていると、当然ご近所の人間関係も悪化してしまいますし、苦情が来るなどのトラブルになってしまうこともあります。

 

また、あなたが気が付かないうちに出してしまっている騒音がきっかけとなり、その騒音の仕返しのために嫌がらせを受けるケースも多発しています。

 

以下のチェックリストで、自分が騒音を出している可能性がないかどうかチェックしてみてください。

 

・深夜や早朝に掃除機や洗濯機などを利用していないか

・深夜や早朝にテレビを大きい音量で見ていないか

・深夜や早朝に楽器の演奏練習をしていないか

・子どもやペットが大声で泣いたり、走り回ったりしていないか

・夜中に夫婦喧嘩で大声を出していないか

 

 

あなたが騒音トラブルの加害者になってしまっている可能性がある場合はすぐにでも問題点を改善し、近所トラブルに発展しないように心がけるべきです。

 

また、もしもあなたが悪気なく出してしまっている騒音がきっかけとなり嫌がらせを受けてしまっている場合はすぐに専門家に相談して調査をしてもらうことをお勧めします。

 

どのような嫌がらせを受けているのか、嫌がらせによってどのような被害を受けているのか、嫌がらせの加害者は誰なのかを、思い込みではなく客観的な証拠を元に明らかにしていくことでトラブルの解決につなげることができます。

 

まとめ

ご近所さんはあなたがそこに住み続ける限り今後も顔を合わせていく関係ですよね。そのため、できるだけ穏便に解決できるのが一番です。特に、騒音トラブルも初期段階であれば法的措置を検討することなく注意喚起で改善できる場合もあります。

 

生活音や話し声などは「気にしすぎない」というのも大切な対処法ですが、ただ我慢するだけにならないように、初期の段階から管理会社に相談しておくなど、できるだけ穏便に解決できるといいですね。

 

ただ、騒音トラブルも深刻具合が増してしまっていたり、加害者から危害を加えられたりする場合は、警察に相談したり、弁護士に依頼して裁判をしたりすることも必要になってきます。

 

その際は、ご自身で録音や録画などの証拠を確保しておくことや、探偵に依頼して被害状況と加害者を証明する証拠を取ったもらうことも必要になってくるでしょう。

 

ご自身で直接交渉したり注意したりするのは危険ですので、専門家の力を借りながら冷静に対処していくようにしてくださいね。