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嫌がらせ対策コラム
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今年の冬大丈夫?冬ならではの近所トラブルと巻き込まれた時の相談先

カテゴリ:ご近所トラブル

賃貸マンションに住んでいても、一軒家に住んでいても、なくならずついて回るのがご近所トラブルです。

 

都会では、「隣の部屋や近所にどんな人が住んでいるのか知らないし興味がない」という人も多くなっていますが、それでもやはり、自分とは違った価値観や感覚を持っている人が近くに住んでいるとトラブルになりやすいのが現実です。

 

また、季節によってもご近所トラブルの特徴に変化があり、冬だからこそ気をつけなければならないご近所トラブルもあるのです。特に雪の降る地域では雪に関連した近所トラブルが発生する可能性が高いでしょう。

 

今回は、冬ならではのご近所トラブルにはどのようなものがあるのか、雪が少ない地域でも冬の近所トラブルに気を付ける必要はあるのか、万が一ご近所トラブルに巻き込まれてしまったらどこに相談するのがいいのか詳しく見ていきましょう。

 

冬ならではのご近所トラブルとは?

季節を問わず、ご近所トラブルは起こりますし、どの地域に住んでいてもご近所トラブルに巻き込まれることはあります。

 

しかし、これから訪れる冬ならではのトラブルも数多くあります。

 

「春に引っ越してきて半年以上経つけれど、特段近所トラブルに発展しそうなことも起こっていないから大丈夫」と思っている方も、冬になれば冬特有のトラブルに巻き込まれる可能性があるのです。

 

では、具体的にどのようなご近所トラブルが考えられるのか見ていきましょう。

 

落雪によるトラブル

まず考えられるのが、雪が降る地域での落雪によるトラブルです。

 

いわゆる豪雪地帯ともなれば、毎日大量の雪が降り積もり、屋根から雪が落ちてきたり、家がつぶれないように雪下ろしをして雪をわざと下に落としたりするようになります。この下に落ちたOR落とした雪がご近所トラブルの原因になることももちろんあるのですが、実際はこのような豪雪地域では、そもそも家や庭の作りが雪に対応しているので意外と大きな近所トラブルになることは少ないです。

 

落雪によるトラブルが問題になりやすいのは、案外それほど雪が多く降らないような住宅街です。雪があまり降らない関東や関西圏などでは、積もったとしても10センチ以下の事が多く、「降ってもすぐ溶けるし落雪でご近所トラブルになることなんてないんじゃないの?」と思われがちですが、実際にはこのような地域での落雪によるトラブルは数多く発生しています。

 

たとえば

✓落雪で隣の家のカーポートが壊れて車に傷をつけてしまった

✓隣の家に雪がぶつかって窓が割れてしまった

✓雪が後方の家の玄関先に落ちてしまいクレームを受けた

などです。

 

雪によるトラブルは自然現象だから仕方がない気もしますが、とはいえ、落雪が原因でご近所の方との関係が悪くなったり、逆に自分の家が被害に遭ったりする可能性もあるのです。

 

また場合によっては、「毎年、ご近所からの落雪で壁が少しずつ傷ついているけど、お隣と気まずくなるのは避けたい」と遠慮して長年我慢し続け、ある日突然爆発してしまい嫌がらせのトラブルに発展したというケースもあります。

 

ちなみに、なぜそんなに多くの雪が降るわけでもないのに落雪でトラブルになるのか?については次の章で少し詳しく説明していますので気になる方は読んでみてくださいね。

 

雪かきの音による騒音トラブル

雪と言えば、家の周りの雪かき作業があります。実際に雪かきした経験がある方はご存知かと思いますが、地面との摩擦の音でけっこうな大きい音がします。

 

ご近所ということはお互い雪かきをしなければいけない状況なので、雪かきをすること自体やその音自体はお互い様なのですが、問題は雪かきをする時間帯です。

 

日中や非常識にならない朝の時間帯に雪かきをする分にはいいのですが、中には朝の4時、5時から大音量で「ガリガリ!!」「ザザッ!!」という音をたてながら雪かきを始めてしまう隣人も存在します。

 

仕事などの都合でその時間にしか雪かきできないなどの事情はあるかと思いますが、冬のシーズン中毎日のことなので、雪かきの音が原因でご近所トラブルになることも多いようです。

 

また、雪かきの音だけでなくそのやり方のマナーがご近所トラブルの原因になることもあります。家と家とが近い住宅街での雪かきだと、かき出した雪をどこに捨てればいいのかという問題が出てきます。

 

指定された雪捨て場に雪を捨てていればいいのですが、自分の家さえよければ良いという考えの人だと、平気でかき出した雪を隣の家の敷地に放り出すこともあります。そのようなマナーのない雪かきの仕方をしているとご近所トラブルになるのも無理はないでしょう。

 

雪でスペースが減ることによる駐車トラブル

雪がある程度多く降る地域では、一度降った雪が簡単に溶けることがないので、日々家の周りになる雪の量が多くなっていきます。

 

そのため、夏の間は広々としていた庭や駐車場のスペースもみるみる狭くなっていき、もともと停めてあった場所に車が停められなくなることもあります。

 

そうなってしまうと、駐車スペースの雪かきをしっかりとしてスペースを確保しなければならなくなるのですが、その雪かきが面倒だからと本来自分の敷地ではない場所に車を停めてしまうことによる近所トラブルもあります。

 

雪でスペースが狭くなったからと言って他人の敷地に停めたり公道にはみ出したりすれば、当然ご近所同士でクレームやトラブルに発展してしまうでしょう。

 

宅飲みが増える騒音トラブル

冬になり寒くなると、お鍋が食べたくなりますよね。お鍋と言えば、一人で食べるよりみんなで集まって複数人で囲んで食べるというイメージがあるでしょう。

 

また、雪の降る地域では夜に外に出かけて外食をすると、どうしても帰り道が寒い上に雪道で足元が滑りやすくなるので「帰りのことを考えないで済むし宅飲みにしよう」という選択をすることが多くなります。

 

宅飲みが増えると比例して増えていくのが飲み会中の騒音トラブルです。楽しい仲間と美味しいお鍋と美味しいお酒で盛り上がっていたら、気がついたら夜中の1時、2時まで騒いでしまった・・・ということにもなりえます。

 

マンションやアパートであれば、隣や上の階からの騒音は耐えがたいものですし、一軒家であっても飲み会中の騒音は周りに響くものです。

 

冬に限ったことではないのですが、飲み会など複数人が集まっての騒音はご近所トラブルを引き起こす最も大きな原因と言えるでしょう。

 

雪が少ない地域でも雪によるトラブルが起こるのはなぜ?

先ほどの章で、雪がそれほど降らない関東や関西圏の住宅街でも落雪など雪によるトラブルが発生する可能性が高いということをお伝えしました。

 

しかし普通に考えれば「雪が少ないなら雪によるトラブルなんて起こらないのでは?」と思いますよね。

 

なぜ、雪が少ない地域なのに落雪などのトラブルが起こってしまうのでしょう。実は、そのような雪があまり降らない地域やすぐ溶ける地域は、以下のような仕組みで雪が危険な状態になります。

 

雪が降る

降った後に若干積もる

少し溶けて水分を含む

シャーベット状になって重くなる

再び寒くなって溶けた水分が凍る

小さくても硬くて危険な物体になる

 

となります。このような危険な雪の塊が落下してきて、それが隣の敷地に落下したり窓に当たったりしたらかなり危険ですし当然近所トラブルにも発展しますよね。

 

ちなみに、法律によって家は土地の境界から最低50センチは離すように指定されていて、一般的にも住宅密集地ならお隣の家との距離はだいたい60センチ〜1メートル程度です。お庭があるご自宅であれば3~4メートルくらい離れている場合もあるでしょう。

 

「それくらい離れていれば、たとえ雪が落下しても大丈夫なのではないか?」と思いますが、日本建築学会の報告書にある「屋根雪の滑落飛距離計算」によれば、2階建てで、天辺から軒までの長さが5メートルの屋根の場合、雪が落下すると軒から4メートル程先まで飛ぶとされています。

 

しかも、積もった雪の重さは、1センチ積もって1平方メートルで2キロほどありますので、5センチ積もっただけで10キロもの重さになります。もしそれが溶けて凍って固い危険な状態で一気に地面まで 滑り落ちれば、かなり恐ろしい事態になるでしょう。

 

そのため、雪が少しでも降る地域では、屋根に雪止めを設置するなどの対策を取らなければご近所トラブルどころか訴訟問題にまで発展してしまう恐れがあるのです。

 

ご近所トラブルに巻き込まれてしまった場合の相談先

冬に限ったことではありませんが、ご近所トラブルに巻き込まれてしまうと毎日が憂鬱になりますし、普段の生活もしにくくなってしまいます。

 

では、もし実際にご近所トラブルに巻き込まれてしまったらどこに相談するのが良いのでしょうか。

 

賃貸であれば管理会社やオーナーに相談する

賃貸マンションや賃貸アパート、一軒家であってもオーナーから借りているという場合は、まずは管理会社やオーナーへ相談しましょう。管理会社などが間に入ってくれればマンションやアパートの掲示板へ張り紙をして注意喚起をしてもらえるかもしれませんし、トラブルの原因を作っている住人に直接苦情が出ていることを伝えてもらえる可能性もあります。

 

トラブルの原因を作っている住人から逆恨みをされたり、刺激しすぎて傷害事件に発展したりすることを防ぐためにも、直談判するのは危険ですので辞めたほうがいいでしょう。

 

なお、管理会社やオーナーに相談する際は、「いつ、だれが、どのような迷惑行為やトラブルを起こしているのか」をできる限り完結かつ明確にして伝えるようにしましょう。

 

感情に任せて支離滅裂になって伝えてしまうと、まともに取り合ってもらえない危険性もありますし、理路整然と伝えたほうが管理会社やオーナーも状況を把握しやすくなるので、トラブル解決のために迅速に対応を取りやすくなります。

 

自治体に相談する

一軒家の持ち家であれば、地域の自治体へ相談すると良いでしょう。自治会の場合は、あなた以外の複数の住民も同じように困っているということがわかれば、より素早くトラブル解決に向けて動いてくれる可能性があります。

 

特に雪に関連したトラブルや騒音トラブル、ゴミに関するトラブルであれば自治体として解決しなければいけないとより迅速に対処してくれる可能性もあります。

 

そのため、他の住民と協力してより多くの人が困っていることが伝わるように相談してみてもいいかもしれませんね。

 

自治体が動いてくれれば、トラブルの原因を作っている住人本人に近隣から苦情が出ていると直接伝えてくれたり、自治会で問題として取り上げて解決策を練ってくれたりするでしょう。

 

なお、トラブルを引き起こしている住人から逆恨みや嫌がらせをされるのを防ぐために、相談者の名前は伏せてもらい、穏便に対応してもらえるようにお願いしたほうが安心です。

 

酷い場合は警察や弁護士に相談するという手も

管理会社やオーナーに相談しても対応を取ってくれなかったり、自治体に相談しても根本的な解決が見込めなかったりしたときは、悪質なご近所トラブルとして警察へ相談するという方法もあります。

 

なお、警察へ連絡する場合は、通常の通報である「110番」ではなく、警察相談専用電話「#9110」への電話相談するのがおすすめです。 警察相談専用電話は、犯罪や事故に至っていない近所トラブルやストーカー、嫌がらせトラブルなどに関する相談にも応じてくれます。

 

また、民事事件として解決したほうが良い場合は弁護士へ相談するという手もあります。弁護士へ相談していきなり訴訟を起こすというのではなく、まずは被害の状況を確認してその証拠を集め、弁護士を入れて話し合い、解決を試みます。この話し合いでの解決が難しい場合は調停や訴訟などの対応が必要になってくるでしょう。

 

このときに必要になる被害の証拠や加害者である証拠集めは、裁判でも使える証拠を取る必要がありますので、専門の調査会社に依頼するのがベストです。

 

ご近所トラブルが嫌がらせに発展している場合は探偵に相談

ご近所トラブルがエスカレートしてくると、犯罪にも該当するような嫌がらせをしてくるケースもあります。刑事罰にはならなくても民事責任を問えるケースも多々あります。

 

犯罪ともとれるような嫌がらせに発展してしまったような場合は、刑事告訴や民事訴訟を起こすことも視野に入れていくことになると思いますので、早めに調査の専門家である探偵に相談し、被害の証拠や犯人の証拠、悪質性を証明できるようなものを揃えておくのが良いでしょう。

 

近所トラブルが嫌がらせに発展してしまうケースでは、放っておくと状況が悪化することが多いため、早めに対処していくことをお勧めします。

 

まとめ

今回は近所トラブルの中でも特に冬に問題になりそうなトラブルをご紹介してきました。雪が降ることによって引き起こされるご近所トラブルは雪の多い地域だけでなく雪がそれほど多く降らない地域でも起こるため、他人事と思わずに対策をしていくのがベストです。

 

そのためにも、前もって冬の時期を想定して物件を選んだり、事前にご近所トラブルが多い地域なのかどうか調査しておいたり、などの対策もしておくと安心ですね。

 

何より大切なのは、万が一ご近所トラブルに巻き込まれてしまったときに、放置せずすぐに対処していくことです。「少し自分たちが我慢すれば・・・」という思いから問題を放っておいてしまうと、さらなるトラブルに発展してしまう恐れもありますので、ぜひ専門家に相談しながら解決するようにしていってくださいね。